被災地の現状

今週の日曜日の20日に宮城県気仙沼へ

仙台、気仙沼出身の友人仲間らの呼びかけで救援物資の運搬を手伝わせてもらいました。

個人的なblogをもっておらずこちらで被災地の現状を報告させて下さい。
現在も気仙沼は水道、ガスの供給がとまってるはずです。
電気は僕が行った日の夕暮れようやく場所によっては復旧してきたのか
場所により電気が灯り始めたのを確認できましたが
まだまだ全域とはいかないはずです。
僕らの車両は緊急車両の許可書がありましたので一般車両通行止めの中も
東北自動車道を通行できました。
本日より一般車両の通行も可能とさきほどニュースで放送してましたので
これからは物資の輸送もより多く被災地へ輸送出来る事と思います。
現地はまだまだ燃料不足なので被災地へ行く際は帰路の燃料確保は重要となります。
東北自動車道のSAのガソリンスタンドは営業しておりましたが
一般車両の通行も可能になることもあり被災地へ近づくにつれ燃料不足になることは予測されます。
予備燃料は確保して行くべきです。
現在被災地からの情報によると
飲料水、食品がかなり不足状態にあるとのことです。
衣類や毛布布団類はたりているとのことです。
今回気仙沼の方に話を聞いたところ
地震で倒壊した家屋はほぼ無く、全て大津波による被害によるものとのこと
50m先は建物が全て残っているのに、その手前は全て全壊という状態があちらこちらにあります。
自宅に住める被災者は避難所から戻った方も多いのですが、避難所には救援物資の配給があるが
自宅にいる被災者には配給の情報入手が難しかったり、十分でない救援物資を自宅を無くした被災者のことを思われ
避難所へ行き入手することを遠慮する方も多く、その方達を含め食料供給が圧倒的に不足している状態です。
民間からの救援物資の運搬は自粛するようTVでも報道されていましたが、
現在の状況では被災地に親類や友人などがいる方は被災地と連絡を取り合い、現地に受け入れ態勢が整えられるなら
民間で必要な救援物資を届ける事はとても有効な手段だと感じました。
一人の親類や友人が非被災地にいることで隣近所の方々も救われるのです。
今回の大震災から命は助かった方々が被災地で切迫した食料不足の状況におかれています。
大津波の被害があまりにも広大すぎ、
自衛隊による行方不明者の捜索、救援救助活動は行われていますが
まだまだ時間がかかることと思います。
被災者支援は救援救助活動と平行しておこなわれる事が理想ですが
現実今回の被災地範囲の大きさや原発問題を含め政府の対応するべき事の多さ、自衛隊などの人員
などを考えると、民間からの物を含む救援物資の公的支援が全被災地域に行き渡るには時間がかかると思われます。
地震からもうすぐ2週間ですがまだ一度も入浴出来てない方沢山いると思います。
救援物資の搬入後、気仙沼の津波の被害を案内してくれた方との車内での会話が
ずっと心に残ってます。
「皆さんは津波の映像とかテレビで見られてるんですか?こちらは電気
止まってるんで一切情報入ってこなくて、、、携帯の充電切れる覚悟で
ワンセグで見るくらいしかできないんですよ」
「テレビで家とかどのくらいのスピードで流されてんですか?、結構早いんですかね?、、、」
「夜がホント怖いんですよ、真っ暗で、、、」
あの日の夜は僕も東京で余震のある中テレビにかじりついて情報を何とか得ようとしていましたが、
津波後の余震がある中、何日も真っ暗闇で夜を過ごす恐怖は想像を絶します。
何とかしよう日本!
長谷陽一郎
以下、僕のバイク仲間で先輩であり今回の救援物資運搬を呼びかけてくれたPhantom Gate 成田氏のBlogからの転載です。

救援物資のお預かりに関するご案内です

暫定的な一時預かり所ではございますが、受け取り先が決まりましたのでご報告いたします。

最初にいくつかの注意事項を明記させて頂きますので、お手数ですがご確認ください。

この一時預かり所は3月22日〜31日までの期間限定となっております。
受付時間は『さにべる』さんの営業時間と同様にAM9:00〜PM18:00となっております。
また、この場所は善意で提供してもらっていますので『さにべる』さんの通常業務に支障がでないよう
救援物資に関わるすべてのお問い合わせは当方(03 3558 6033)にご確認ください。
更にお手数ではございますがお送り頂ける際、送り状、すべてのお荷物に『救援物資』と明記のほど宜しくお願いいたします。
保管場所を提供してくださる『さにべる』さんには毎日、花の種や苗、プランター等、多くの業務上のお荷物が
届くそうなので、混乱を避け円滑に業務が行える為の配慮ですので、ご理解のほど宜しくお願いいたします。

もうひとつ甘えさせて頂ければ、衣類や毛布、布団といった物資は避難所には数多く届けられておりますし
自宅で避難生活を送る方々はご自身のものを持っておられますので
今回の救援物資の内容は、水や食料ならば一塊で何キロというものよりは、奪い合いにならぬよう小分けにされたもの
例えば飲料水ならば500mmのペットボトルや350mm缶、食料ならレトルトの1食分パックのようなもの
お菓子等であればポテトチップス等、分けづらいモノよりは個別にビニール包装された煎餅やチョコレート
といった類のもの、またカロリーメイト等のシリアル食品やウィダーインゼリーのような栄養価の高いものはとても喜ばれますので、可能であれば宜しくお願いいたします。
ただ食料や水は絶望的に不足しておりますので、上記以外のモノも宜しくお願いいたします。

その他には下着や靴下、赤ちゃん用品や女性用生理用品、歯ブラシや歯磨き粉といった日常生活における消耗品等が不足しております。

上記内容をご確認、ご理解頂いた上で下記、一時預かり所へ発送頂ければ幸いです。

〒355−0117
埼玉県比企郡吉見町谷口 205
ガーデンセンター さにべる
TEL 0493 54 8783

次回便は4月2日の予定です。
混乱を招かぬよう、現地の有志達と連絡を取り合い
現時点で最も必要とされている地域に届けたいと思っております。

もっと早い段階で行きたいのは山々なのですが
現地の有志達の疲弊した生活環境や現地の受け入れ態勢等
様々な要因が多種多様化しておりまして、こちらの勝手な都合だけでは
逆に迷惑をかけてしまう恐れがあることを、併せてご理解ください。

今後の支援活動につきましては、これから最善の方法を考えていきたいと思っております。
もとやんくんに頂いた義援金にも手は付けておりませんので
最も有意義な遣い道を現在、思案しております。
随時、決まり次第ご報告させて頂きますので、今後とも宜しくお願いいたします。

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